ほうせんか病院 院長挨拶
医療法人成和会 ほうせんか病院は、2012年4月 茨木市永代町にて、「自立・自由度の高い福祉で社会に貢献する」という法人理念のもと開設し、2022年4月をもちまして開設10周年を迎えました。
2015年4月に茨木市西福井に新築移転し、療養病棟92床、障がい者施設等一般病棟80床、緩和ケア病棟48床、全220床の病院として老年医療と終末期医療を提供してまいりました。
2019年4月には、医療法人警和会より、北大阪警察病院の事業譲渡を受け、急性期と回復期の医療を担う「北大阪ほうせんか病院(全280床)」を開設したことにより、2つの病院が連携を行うことで、多くの疾患に対応できる体制となりました。
当院の外来部門には内科・外科の予約診療と、ほうせんか病院健診センター(健診・人間ドック)があり、私の外来では肝炎や肝癌などの診断や治療も行っております。
放射線科には、80列マルチスライスCTスキャナーや血管造影装置があり、慢性期の病院ではありますが、肝癌に対しての肝動脈塞栓療法や高アンモニア血症に対する経カテーテル治療などを積極的に施行しております。前医ではあきらめられていた超高齢の進行肝癌や、肝硬変の患者様に対しても、適応がある場合には治療を施行することで、長期生存されているケースもございます。
また緩和ケア病棟においては「癌と診断された時点から緩和ケアは始まる」という視点から様々なステージの癌患者の皆様に対し「癒される優しい緩和ケア」を目指して、苦痛を緩和し愉しく過ごしていただけるような医療を提供しております。
また、院内各所には多種多様な美しい絵画が飾られ、院内ロビーで毎月開催される「ロビーコンサート」では、クラシック、ジャズ、演歌、シャンソンなど多彩な音楽をご家族と一緒に愉しんでいただいております。
当院には、癌の終末期やご高齢の認知症の患者様が多く入院されており、ご家族との触れ合いが非常に重要であると考えております。そのため、当院は今回の新型コロナウイルス禍においても感染状況に応じて面会時間や人数を制限するなどの感染対策を行いつつ、ご家族との面会を継続実施させていただきました。幸いクラスターの発生はなく、日常の徹底した感染対策の成果が見られると共に、患者様の心にも寄り添えたのではないかと考えております。
今後も医師・看護師・コメディカルが一つのチームとして団結し、患者様お一人おひとりが快適に笑顔で過ごしていただける医療提供ができる病院を目指していく所存です。
これからも地域の皆様に信頼され愛される病院となれますように邁進してまいりますので、引き続きご支援、ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
2022年5月
医療法人成和会 ほうせんか病院
院長 岡 博子
法人理念
自立・自由度の高い福祉で社会に貢献する
運営方針
- 「医療・生活の質」患者様一人ひとりに、安全で質の高い医療と生活の質(QOL)の向上を重視した包括的医療を提供します。
- 「チーム医療」診療科や職種の枠にとらわれないチーム医療を実践します。
- 「人間愛」患者様の自立と尊厳を重んじ、愛情と責任感に基づく心から信頼される医療を提供します。
- 「人財育成」包括的医療において、次世代につながる専門的知識・技術の研鑽と人間性の向上に努めます。
- 「地域連携」地域の医療機関や福祉施設との連携による継続性のある一貫した医療を提供します。
概要
病院概要
病院開設 | 2012年4月 |
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病院機能 |
220床 ・緩和ケア病棟(48床) ・障がい者施設等一般病棟(80床) ・医療療養病棟(92床) |
外来 | 内科・外科・心療内科※月曜日(午前)、水曜日・金曜日(午後) 全て予約制 |
診療科目 | 内科・呼吸器内科・循環器内科・心療内科・外科・リハビリテーション科・皮膚科・泌尿器科 |
主な設備 |
全身用CTスキャナ(80列マルチスライスCT) X線撮影装置(デジタルX線TVシステム)、画像診断用超音波装置(腹部・心臓・頚部・下肢)、 上部消化管内視鏡、気管支鏡、肺機能検査、心電図検査、ホルター心電図、睡眠時無呼吸検査、血圧脈波検査装置 |
行動計画 |
次世代育成対策推進法に基づく行動計画(→ PDF) 女性活躍推進法に基づく行動計画(→ PDF) |
院内紹介
1F 訪れる方々を温かくお迎えするために
訪れた方々を前向きな気持ちにさせる気品溢れるエントランスホール。診察室、超音波検査室、内視鏡室がございます。なかでも注目の設備として全身用CTスキャナ(80列マルチスライスCT)、X線撮影装置(デジタルX線TVシステム)があります。リハビリテーションルームは、160㎡以上の広さがあり、窓も大きく光あふれる環境です。快適な環境でリハビリテーションを行っていただけます。
2F・3F 生活するように療養する くつろぎの空間
2階フロアは医療療養病棟、3階フロアは障がい者施設等一般病棟です。風、光、温かさ、色、明るさ、清潔感・・・すべてが患者様にとって心地よい環境を追求しました。ベッドの一つひとつに「自分のための窓」があり自然の光と風を、お一人おひとりに取り入れられるようになっています。また全てのお部屋、共有スペースにはナノイオン発生器を設置、感染対策やにおい等にも配慮した環境を整えております。
院内は床の絨毯や壁の素材など、ただ清潔であるだけでなく、生活面においても充実した温かみを感じられるよう設計されています。個室など様々なタイプのお部屋がございます。
ライフスタイルや、ご家族の利便性など、ご相談ください。
4F パリアティブケアを体現した癒しの空間
4階フロアは緩和ケアを必要とする患者様にお使い頂きたいと考えています。
フロア全体が癒しの空間として設計されたパリアティブケアを謳うほうせんか病院の理念を体現したフロアです。
療養生活の中でも、患者様とご家族様が交流し、絆を深めていただきたい、そのための設備として本格的な鉄板焼きが愉しめるラウンジや、デイルームにはキッチンが付いています。食を通じての交流に、ご家族様でご利用いただけます。他にもカラオケルームや家族風呂もあり、患者様やご家族様のご要望にあわせてお使いいただけます。