茨木市春日2丁目1番12号ラウンド春日2階
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便秘の原因の一つに大腸癌があります。進行した大腸がんの場合、大腸が狭くなるため排便がスムーズに行えなくなるためです。
もちろん、運動不足、精神的な影響(ストレスや不安など)など便秘には他に様々な要因があり、一概に言えません。
一方で下痢のような症状が、大腸がんにより出ることもあります。大腸がんが進行すると、大腸が狭くなるため便が滞り、
少しずつ数回に分けて便意をもよおすことがあるのです。これを下痢と勘違いしてしまう事があります。
また下痢と便秘をくり返す場合もあります。 この症状の場合は過敏性腸症候群を第一に疑いますが、大腸がんを疑ってみる必要もあります。
大腸がんの代表的な症状は、他にも、血便、腹痛などもあります。
まずは内視鏡検査を行い、大腸の中の状況を確認することが重要です。
大腸がんは食生活の欧米化した日本では増加傾向にあります。 大腸がんには直腸がんと結腸がんがありますが、特に結腸がんが急速に増加しています。 動物性の脂肪を摂ると、消化を助けるために胆汁酸が多く分泌されます。 脂肪の消化の際に発生する物質のなかに発がん物質があり、 大腸の粘膜にがんが発生すると考えられています。
大腸がんが発症・進行するリスクは年齢とともに増加します。
多くは60歳代から70歳代で発症しますが、40歳を超えたならできれば定期的な検査が必要と言われています。
40歳を過ぎたら年に一度は大腸がんの検査をしましょう。
外的な症状だけでは、大腸がんの診断はできません。内視鏡検査を行います。
内視鏡検査のメリットは、何よりも「直接病変を観察できる」検査であることです。
注腸X線検査(バリウムでの検査)ですと、異常を疑う所見があったとしても、それが本当に異常なのか、
空気の泡や便の残りであるかの区別がつきにくいことがあります。
また便潜血検査(便に眼に見えないレベルの血液が付着しているかを調べる検査)では、
陽性であったとしても、即何らかの病気であるかと判断することは出来ません。
内視鏡検査では「直接見る」ことで判断に困ることが極めて少ないというメリットがあります。
いずれにしろ日頃から排便も含めて、自身の状態に気を配る事が大切です。
もし気になる事がありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。