こんにちは、茨木市のほうせんか病院ホスピタリティプランナーです。
ほうせんか病院スカイクラブでは月2回「ミックスジュースの日」があります。この「ミックスジュースの日」はスカイクラブスタッフも一押しの手作りミックスジュースを召し上がっていただくことができ、患者さまやご家族にご好評をいただいております。
そんな好評をいただいているミックスジュースについてお話させていただきます。
ミックスジュースの始まり
ほうせんか病院の毎日のティーサービスではコーヒーや紅茶、乳酸菌飲料などを提供させていただいており、嚥下が難しい方にはトロミを付けて対応していました。
しかし…トロミを付けると、味が変わってしまい美味しく飲みたいと言って嫌がる患者様もいました。実際に味自体は変化していませんが、口当たりは変わってしまうとやはり違うものとなってしまいます…。
そこで、はじめからトロッとする感触の飲み物を提供できればと思いついたのが、『ミックスジュース』や『ミルクセーキ』でした。
大正・昭和生まれの方にとって、喫茶店の『ミックスジュース』や『ミルクセーキ』は特別な飲み物として認識されており、是非とも提供していきたいと思いました。看護部や栄養士と相談し『ミルクセーキ』は卵を生で使用するので提供は難しいかったのですが、卵を使わない『ミックスジュース』であれば提供できるということになりました。
ミックスジュースの誕生
そこから、ミックスジュースののつくり方を研究し、とあるジューススタンドのレシピを伝授してもらい、牛乳・リンゴ・バナナなど使って当院の料理長とも試飲をしながらスカイクラブのミックスジュースを作っていきました。
作り方は企業秘密ですがミックスジュースに入れている素材にはそれぞれ意味があり、
例えば
牛乳→カルシウム補給
リンゴ→ミネラル、ビタミン補給
バナナ→カリウムと食物繊維
いうように、飲んでいただいた方においしく体に良い物を体に良いものをという思いでレシピを考案いたしました。
スカイのミックスジュース
スカイのミックスジュースコップには、「スカイのミックスジュース」特性シールを貼って毎回お出ししています。適度なトロミがあり、嚥下が低下している方も安心して飲んでいただいております。
毎月2回「ジュースの日」を設けて、患者様にお楽しみいただいております。今後は、スカイのミックスジュースとして、レストランでも提供したいくらいです。(笑)
ミックスジュース以外にも緩和ケア病棟内で楽しみをもっていただけるイベント等をご案内していきます。