肝臓内科のご案内 | ほうせんか病院

肝臓内科のご紹介

「肝臓は沈黙の臓器」という言葉をご存じでしょうか？人体最大の臓器であり重さ1.2㎏前後もあり予備能力が高いので相当悪化するまでだるさなどの自覚症状や黄疸や腹水、昏睡などの症状が出てきません。昏睡状態や黄疸・腹水などの症状で余命数か月と宣告されて、ほうせんか病院に転院されて来られ治療によって回復して外来通院可能となったり、何年も元気で過ごされている方が何人もおられます。
肝臓内科は消化器内科の一部ですが、最近は消化器内科医の多くが　胃・大腸といった消化管専門で肝臓を専門とする医師は非常に少なくなってしまいました。そのために肝硬変や肝癌の治療も充分な治療がされていなかったり、反対に過剰な治療がされていたりということが見受けられます。

私は2013年からほうせんか病院の院長として、週に3回（月曜午前に北大阪ほうせんか病院、水・金曜午後にほうせんか病院）外来診療を行っています。肝疾患の診断・治療をメインとしており、「ベストドクターズ」（＊）の肝疾患部門で16年連続選出されています。また腹部エコー検査では4５年のキャリアがあり指導医として多くの医師や技師の指導・養成をしてきました。現在も担当する患者様は自分自身で腹部エコー検査を施行しています。
当院の外来患者様は私がこれまで勤務してきた大阪市立総合医療センター、十三市民病院で加療されていた方が多く30年近く肝がんや肝炎の治療を継続している方もおられます。当院ではウイルス性肝炎に対する薬物治療や肝癌に対する腹部エコー・CT・血管造影などの検査、肝動脈塞栓療法・ラジオ波凝固療法・免疫薬物療法などが施行可能です。

肝機能異常、ウイルス性肝炎（B型・C型）や脂肪肝、肝硬変、肝がんなど肝臓に関することで検査や治療をご希望の方は、私の外来をどうぞお気軽に受診ください。

岡　博子

＊ベストドクターズ
専門医の紹介サービス。医師同士による相互評価により名医・専門医を選出する。「自分の専門分野での自己または家族の治療を自分以外の誰に委ねるか」という観点から他の医師に対する評価を調査し、最終的に一定以上の評価を得た医師を名医・専門医（Best Doctors in Japan）として選出している。医師のみによる医師に対する調査であり完全な客観評価である。2年ごとに調査をおこなうことで名医・専門医のリストは更新され最新の状態に保たれている。現在のBest　Doctors　in Japanは約6500名。